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【感想】プラネタリウムを作りました。/大平貴之|製作の軌跡

1.10.2025

文学2

美しい天の川と道路の夜景

プラネタリウム・クリエーター大平貴之さんの『プラネタリウムを作りました。:7畳間で生まれた410万の星』は、世界一の個人開発プラネタリウム『メガスター』の原点とその後を語ったノンフィクション。

『プラネタリウムを作りました。』書籍情報


カテゴリとジャンル:〈文学2〉理数系著書・宇宙・ノンフィクション

タイトル:プラネタリウムを作りました。:7畳間で生まれた410万の星、そしてその後 (改訂版)
作  者:大平貴之(おおひらたかゆき)
エンジニア、プラネタリウムクリエイター。神奈川県出身。1970年〜。
大平技研代表取締役
『プラネタリウムを作りました。:7畳間で生まれた410万の星』は、『星に願いを~七畳間で生まれた410万の星~』というタイトルで、テレビドラマ化されている。


 簡単な内容紹介 

プラネタリウム・クリエーター大平貴之さんが、幼い頃からの夢の実現に向かって世界一の個人開発プラネタリウムを製作していく様子を綴って発表したのが2003年。本書は、その後の活躍を新たに追加した増補改訂版。

読書難易度:
専門知識や予備知識が無くても問題ないですし、文章も平易。とても読みやすいですよ。

感想・レビュー

宇宙ものの本が好きなんですよ。村山斉さんの素粒子物理学の本(初心者🔰向け)とか、ロマンとセンスオブワンダーを感じるんですよね。それでこの本を手にしたんです。

感動した!めっちゃ良い本だった。
メカニックなことや星についての知識が残念でもノープロブレムだった。分かりやすくてサクサク読めて、素直に感動できた👍

【POINT1】Dreams come true 

まず理系少年だった大平貴之さんが、プラネタリウムを自作&試作を始めるんですね。
そして何度も失敗し、諦めず、試行錯誤し、アイデアを出し、努力を積み重ねて困難を克服してステップアップしていった。

そうやってトライ・アンド・エラーを繰り返していたら、ついに世界最高のプラネタリウムが出来ちゃったぁ!🌠その後もなんやかんやで頑張っているよ。っていう、好きなことをとことん極めた人の自伝でした。

作者は、めっちゃ努力家でポジティブでアイデア・マン。ノンフィクションなのに、ドラマチックというかエンターテイメント性がある。要するにとっても面白かった👍

【POINT2】努力し続ける 

しかし、すんごい情熱だねぇ。ため息が出ちゃいそうなくらい良い人生だと思う。
プラネタリウム界の松下幸之助か、スティーブ・ジョブズか。私には、大平貴之さんが一番楽しそうにキラキラ輝いている人✨に思えてしまう。
そして完成したプラネタリウムは、もはやコンテンポラリー系の芸術作品。或いは現代の超匠の技✨しかもプラネタリウムで、ギネス世界記録を2つも持っていらっしゃる(驚)👏

きっと大平貴之さんが開発したプラネタリウムは、努力の結晶であると同時に、大平貴之さん自身の夢と人生を具現化したものだろう。ホント凄い人。もぅ、褒め言葉しか見つからない。
そして現在も頑張っていて、さらに凄いプラネタリウムを開発されていらっしゃる。

ちなみに大平貴之さんは、家庭用プラネタリウム「ホームスター」も開発しているんですよ。それがコレ


HOMESTAR Classic (ホームスター クラシック) ABS パールホワイト

おぉ!イイね、イイね👏
見た目もなかなかイケてるじゃん👍 モダンでありながら、撫で回したいほど可愛いデザインだ。なんなら床の間にデーンと飾っても素敵ね(え?)。

大平さんって、みんなの目ん玉👀を幸せにしてくれる人だね😂

まとめ

今回は大平貴之さんのノンフィクション『プラネタリウムを作りました。:7畳間で生まれた410万の星』のレビューでした。

自分は大きな夢を持つ年齢ではないけれど、読み終わった後、なんだかやる気が湧いてくるというか、何かに打ち込んで頑張り続ければ、凄いものができそうな気持ちにさせてくれる良書だった。

万人向けだと思いますが、特に理系の人、宇宙が好きな人、技術者、職人、芸術家、学生諸君にぜひ読んで欲しい良書でした。

2003年の発売された同名の著書に、その後の活躍を新たに追加した増補改訂版です。
Thank you!
では、またね😊


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